このお餅つきの日のために、昨年の初夏に、沢山の蓬を摘んで冷凍してあった。 5月に先生の家の庭で蓬摘みをして、1月の今日、先生の家の一角の土間で お餅つきをする。(何回目かの、計画的なイベントなのである)。 担任だった先生もさることながら、今や、かつての教え子たちも、高齢で、『若々しい力』・『頼もしい力』・『漲る力』などには、大分距離があるようになっている。 関係なく、10sのもち米を7臼に分けてつきあげる。 勿論、かまどで薪を焚いてお米を蒸し、杵と、木の臼を使って、つきあげる。 何回も 代わり合い、譲り合い、励ましあいながら、次々と蒸しあがって、せいろで運ばれてくる湯気のほかほかたっているもち米と、格闘する。 搗くときにたっぷりのよもぎを混ぜると、もち米となかなか馴染まず、やりにくいが、食べる時の美味しさを思い浮かべて、しっかりがんばる。 86才の先生の叱咤激励の大きな声が飛び、時として、ご自身で杵を持たれ、 パシッ! という 皆の中で 一番、手ごたえの感じられる、力強い音をたてられる。 全く、お見事!!という意外、言葉か゛ない。 ーーーー蓬餅の、あんこ入りが 一番人気である。ーーーー 10:00前くらいから始めて、12:30頃にはすっかり出来上がる。 昼食は 皆で、囲炉裏を囲みながら、尾鷲市から取り寄せた魚の干物を 焼き、好きなお酒と共に、搗き立てのお餅を好きな食べ方で食べて、舌鼓を打つ。 先生を中心に、古今東西の話の輪が広がる。 解散時には、お土産用のお餅と、先生からもらった元気を大事に収めて、 再会を約束し、夫々の家路に向かう。
師匠格弟子1人を含む3人の弟子たちが、京都市内の師匠宅で、木目込み人形制作をする日である。三人ともわりと近所に住んでいるので、一人の自動車に乗りあって師匠宅に向かう。 往路の車中から、数々の話題に花が咲き、楽しい一日の開幕となる。 師匠宅には、部屋の一辺を占める別注の飾り棚に、手の込んだ木目込み人形たちが、何体も 整然と並べられている。 飾り棚の一隅に置かれている、その道の教授資格を示す看板プレートも威風堂々と輝いている。 上品な、とても、雰囲気のある居心地の良い和室である。 その傍らの掘りごたつに ぬくぬくと足を突っ込んでの、私たちの制作活動が、夕刻まで、展開する。 仕出屋から取り寄せられた昼食付きの、ハッピーな、一日である。 私の、途中までしか出来ていなかった『おさそい』にも、おすそ分けしてもらったつづれ地の帯がつき、伊達襟がつき、襦袢が着せられて、完成間近のにおいが漂うようになった。 勿論、師匠の作品のように、すっきりと美しくはないが、出来上がりが楽しみである。
昨12月の独・仏旅行の写真が、とうとうというか、やっとというか、雑感のページに収まった。 旅行中の写真509枚を どのような形にして取り入れるか 大分、思案した。 雑感・3(H17・12・8)の欄に収めたが、実は、つい今、アップに成功したところである。 こればかりしていたわけではないが、試行錯誤しながら、行き詰まりながら、失敗を重ねながら、ついつい、PCに長時間向かっていたせいか、目の調子が変になり 三日ほど前に、眼科医のお世話になってしまった。 目薬が手放せない。 でも、これで、旅行の時にご一緒した「せんせい」に、晴れて、私のHPを連絡することが、出来る。 私のこと、覚えてもらっているかなぁ???・・・・・??・・・
誘ってもらって、『2006 Tap Dans Show』観賞に、京都府立文化芸術会館まで、行く。 ゲストに ニューヨークから、ヴァン・ポーターを迎え、小桜瑠美タップダンススタジオの面々との競演舞台。 躍動感あふれるエネルギッシュなダンスは、見ていて、小気味良い。 靴の爪先と踵に金属板を打ち付けて、床をふみならして 踊るダンスは、元、アメリカ南部の黒人の舞踊であったと聞く。
犬を連れてのウォーキング途上、いつもの川沿いで、車を止めて長い望遠レンズを身動きもせずに覗き込んでいるカメラマンと出会う。 川面に狙いが定められているのは、よく分かるが、 曇天の日で、カメラの先に何がいるのか、良く見えない状況である。 そっと、「何か゛いるのですか?」と尋ねて見ると、「大鷹が、子鴨を足で捕まえていて・・・・」という説明。 目を凝らして、川面を見てみると、驚いたことに、石の上の大鷹の足元に、 よく見慣れた子鴨が一羽 押さえつけられた格好で捕らえられている。 その他のウォーキングのおばさん二人も足を止めて、一緒に見入っている 内に、大鷹は、獲物を挟んだまま、飛び立ってしまった。 哀れな子鴨の行く末は・・・・。 それにしても、こんなローカルな地域にも やっぱり、天敵なるものがいて、弱肉強食≠ニいうか、食性≠ニいうか、摂理≠ニいうか、餌食になったのが、愛嬌たっぷりの子鴨であっただけに、寡黙になってしまった暫くの間だった。
新春に開催される市主催の文化展の陶芸部門で、二年連続で入選していた夫は今年も入選をねらって、出品の、申し込みをする積もりでいた。 夫なりの力作も準備していた。 申し込み用紙も、大分以前に、送付されて来ていた。 のに!!、 うっかりしていて、二日前の提出締切日を逃してしまった。 すぐさま、市に電話をかけて、「すぐに持参しますが・・・・」・と、粘ってみたが、 「受付は終了しました。」の一言でおしまい。 不注意だった夫が反省するべきであるのは、当然のことなのだが・・・・・・・。
珍しくも、<〜情熱のボレロで新年を!〜>というタイトルのニューイヤーコンサートに 夫と共に期待を持って出向いた。 小泉 和裕指揮の、京都市交響楽団のコンサートで 数曲の演奏の後、最後が、ラヴェルの、ボレロであった。 小太鼓がボレロのリズムに乗って微かに低い音を出し、弦もピチカートで弱音を刻む。そのうち、フルートやファルゴットが加わり、楽器の数は次第に増えて、音量は大きく、音色も芳醇になっていき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 やっぱり、圧巻であったと思う。 アンコール曲がなく、肩透かしを食らった気分にもなったが、 京都コンサートホールでの、魂を揺さぶられた時間であった。
昨年12月の「独・仏X'mas 市」旅行で撮って来た沢山の写真が、ようやくプリントアウト出来た。 今日は、その写真を姉宅へ持参して、姉の撮った写真とつき合わせて、お互いに、欲しい写真を 注文したり、注文されたりしてきた。 これで、各々が、自分用のアルバムに収める写真が 全て、揃ったことになる。 私は、2ヶ月ほど前に カメラを小さな軽いデジカメに買い換えていたので、練習はしていたのだが、まだ充分に使いこなせずにいて、手ぶれもよくあった。 そのため、旅行では、枚数を多い目に撮影していた。 また、行った先が、思わず、何枚も撮りたくなるような場面が多いこともあって、結果的に 800〜900枚も撮影していた。 そして手ぶれなど、思わしくない写真を削除した後の、509枚の写真をプリントアウトしたのだが、ものすごい、時間と、根気と、ロール紙と、カラーインクと、黒インク を 要した。 一枚一枚、写真を見ながら、各々の場面を思い出す楽しい作業でもあったが、写真屋に出す方が、安く、手っ取り早く仕上がる ということも、いやほど、分かった作業であった。 国内旅行は、パソコンの中に取り入れて、CD保管にする。 海外旅行は、毎回、プリントアウトして、枚数の多く入る、定めたポケットアルバムに収める。 写真以外にも、パンフレットや チケットや、時として、ホテルのルームキーなども一緒に貼り付けたりもするし、文字を記入したりもする。記憶に留めておくための努力になっているのだろうか・・・・・? 背表紙には、行った国の国旗を パンフレットなどから切り抜いて貼って、見出し代わりとする。 本棚に並べて、暫くの間は、手に取って見返しては 楽しむ。 今回の旅行の主たるテーマは、【ヨーロッパのクリスマスを心ゆくまで愉しむ】だったが、充分に満喫したと思う。 11名のツアーで、添乗員もベテランだったし、ホテル・レストランもなかなか良かったし、一日だけ、発熱してしまったが、満足のいく旅行であったと、心底思う。
リチャード・ギア・・・崩れる家族愛・・・綴り字コンテスト etc・・・・の語に、 興味を抱き、それに、主演の女の子の いかにも 神秘的な眼差しに 感じるものがあって、行ってみた。 京都シネマ という映画館も初めてだった。 映画館は、なかなかよかった。 が、 部分的には良いと思うところもあったが、ストーリー全体としては、下馬評通りの、う〜〜ん という感じ に、終わってしまった。
新年の、祝膳を囲み、必要なところへのご挨拶をすませてから、高島屋へ福袋を買いに出かける。午後になってしまったので、人出は多く、売り切れは多く、目指したリヤドロの福袋は、中身が気に入らず、早々に引き上げて来る。 無駄遣いをしていないから良いようなものの、何か、物足りない。 やっぱり、ねらい目は、 一月二日の 開店と同時に入店!!に限る と、実感した。 |
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